インタビュアー
5月3日の巨人戦の試合なんですけど、ベンチに戻って来られた時の表情が印象的だったんですがどんな思いでした。
床田寛樹
悔しかったですね、エラーがまあ仕方ないですが、そのエラーとかそのミスの後にしっかり抑えるっていうのができれば、ベンチや野手の人の信頼を得られると思うんで、ずっとそのミスした後はしっかり押さえるという風に思ってたんですけど、昨日はそれが出来なくて流れを止めれずに途中交代したので悔しかったです。
インタビュアー
やはりミスは野球につきものと言われますけど その後自分のピッチングに対しての意識とかはどうでしょうか
床田寛樹
ミスでランナーが出たらをしっかり気持ちを入れて、ここでしっかり0で抑えるというふうに思ってやってるんですけど、ファアボールもミスも一緒なんで、そういうのをしっかり押さえないといけないなって思ってたんですけど、結局アウトも一つしか取れず悔しかったですね
インタビュアー
自分のフォアボールでランナーが出た、それもミスとして自分で切り替えするという気持ちですか
床田寛樹
自分がミスした時はもう自分でちょっとムカつきながらというか何してんねやろとか思いながら投げてるんですけど野手の方のミスは仕方ないので、そこへ打たしまった自分が悪いということで、 後はしっかり自分で抑えようと思っています。
インタビュアー
ピンチの場面、いわゆる得点圏での被打率がリーグで3番目に低いと出ているんですが、知らなかったですか?
床田寛樹
知らなかったですね。でも、 ここ最近ピンチであまり点を取られてないなと思っていました。
インタビュアー
ピンチの時の心の持ちようとか自分ではどう考えていますか?
床田寛樹
もうガーと思いっきり投げようと言うか、絶対押さえてやろうと思っていつも投げています。
インタビュアー
昨日も満塁の場面で最後の右バッターに対してインコースに思い切って腕を振って投げて詰まらせた場面がありましたが、これもピンチに対する象徴的ものになりますか?
床田寛樹
あそこはもう自分のフォアボールから、フォアボール・フォアボールで満塁になって、自分でちょっとイライラしつつピンチなんでもしっかり取ろうと思ってました。
メンタルをコントロールして抑えるポイントは?
インタビュアー
自分への怒りとかメンタルのコントロールもありながら結果的に抑えるというのは一番のポイントはどこだと思いますか?
床田寛樹
自分的にはもうめちゃくちゃ力んで投げてるんですけど、でもあの結構良いコースに投げられたりとかするんで、力は入ってるんですけど冷静になってると言うかそういうところかなと思います。
インタビュアー
そのためにマウンドでやっていることなど何かありますか?
床田寛樹
特には気にしてないんですけど、ピンチの時は特に下半身を使うということを意識しています。上半身ばかりになっちゃうんで特に下半身を使ってもひたすら思いっきり投げるって感じです。
インタビュアー
先発として長いイニングを投げる中で、ランナーがいない場面とピンチの場面でのピッチングの意識の違いは?
床田寛樹
違うと思います球速も上がったりとかするので、昔からと言うか今までストレートのマックスが出るのはだいたいピンチの場面で、いつも球速マックスは更新します
インタビュアー
自分の一番の力というかポテンシャルというのは?
床田寛樹
結構まっすぐで三振取れたりが今年は多いかなと思います。
バッターに対しての攻め方のポイントは?
インタビュアー
バッターに対しての攻め方のポイントは?
床田寛樹
しっかりインサイドに投げ切って、あとアウトサイドに落とすとか曲げるとかで、特にインコースに投げるっていうのは意識しています。
インタビュアー
昨日もインサイドを攻める場面が多くありましたけれども、インサイドへ投げるのはどのような意識を持っていますか?
床田寛樹
カウントと場面によるんですけれども、相手の体をのけぞらせるぐらい厳しく投げたりとか 、ギリギリ狙って詰まらせたりとかファールを取ったりっていうのもできればしたいんですけどそこまでの技術がまだなくて、昨日もすっぽ抜けて丸さんに当ちゃったりとかしたんでその辺やっぱりまだまだかなと思います。
インタビュアー
その前からかなりインサイドを意識したピッチングをしてましたよね?
床田寛樹
やっぱりいいバッターは外だけではうち取れないので、しっかりインサイドを見せないといけないっていうのを意識しすぎて、厳しく厳しくって思って最後に当ちゃったんですけど、そこをもっと厳しくコントロールできるようにはなりたいです。
インタビュアー
左ピッチャーが左バッターへのインサイドを投げるというのは、野球の中ではポイントとされるコースなのですがどう思いますか?
床田寛樹
やっぱり投げにくいですね、ずっと去年から練習してたんですけど、投げれる時もあれば投げれないときもあったりで、昨日も投げれる時もあったんですけど投げれない時の方が多いんで、投げれる時の方を多くしていけたらと思います。
インタビュアー
左バッターへのインサイドへ攻めるトレーニングをやってきたと思いますが具体的に教えてください
床田寛樹
ブルペンでインサイドに構えてもらって、あとコーチにバッターで立ってもらって今のどうでしたとか聞いてやってました。
インタビュアー
その練習の中で印象に残っているアドバイスはありますか?
床田寛樹
ぼくはマッスラするんで、左のインコース投げたら真ん中に入っちゃうんですよ。それがいっぱい打たれる原因なんで、左のインコースはちょっとシュートしてもいいぐらいの気持ちで投げたらいいんじゃないかと思う。
無理にシュートさせようとすると体が開いちゃうんで、しっかりと自分で壁を作ってやれっていうのは言われました。
インタビュアー
それは佐々岡コーチに言われたんですか?
床田寛樹
佐々岡コーチにも言われましたが畝コーチにも言われました。
インタビュアー
筒香選手との対戦は注目を浴びることになったのですが、あの対戦に関してはどう思いますか?
床田寛樹
あの場面をギリギリに投げたかったんですけどやっぱ体が開いて抜けちゃって当ててしまったんでで、そのまま交代したじゃないですか、「あー」と思いました。
インタビュアー
あの時印象的だったのは、それでも攻めないと打たれると話をされてましたがその辺の思いは?
床田寛樹
でも攻めないと打たれるんで、何ですかね打たれたくないんで、打たれたくないから攻めるということです。
インタビュアー
試合の中では勝負なので攻めるという思いと、 あの後すぐ謝りに行かれたんですよね。普段は優しさが出たようですね。
床田寛樹
やっぱり申し訳ないじゃないですか、 交代までして相手の四番バッターですし、日本を代表するバッターなんで、僕みたいなその実績も何もない人が当てて交代して試合も出れないんだったら本当に申し訳なくって、すいませんでしたと言いました。
インタビュアー
それでも次の対戦でもじっくり攻めたと?
床田寛樹
攻めましたね、いかないと抑えられないので。會澤さんにもピッチングコーチても逃げる投球だけは絶対するなと言われたんで、自分もそのつもりでしたしいく時はいこうと思ってました。
ツーシームの手応えは?
インタビュアー
會澤選手がストレートとツーシームを評価されていたのですが 、ツーシームに対しての手応えはどうですか?
床田寛樹
去年復帰して二軍戦で復帰してからその前からずっとツーシームも練習してたんですけど結構二軍戦で投げて良くて、自分的には結構手応えはあったんですけど一軍レベルのバッターに投げたことがなくて、どうかなって思ってたんですけど今年の春のキャンプを1軍に選んでいただいて、広輔さんとかといいバッターにツーシームを投げる機会があったんですけど、しっかり内野ゴロとか取れたんでそれぐらいから結構良くなったんじゃないかなっていうのは思います。
インタビュアー
どなたからかアドバイスとかあったのですか?
床田寛樹
アドバイスとかきっかけは、全然なくてその自分で手術して何も投げれない時に、こうやったらこのように変化するかなとか、あといろいろにぎりを試しました。ツーシームは1球2球で打ち取れるように投げたいなと思って、ゴロを打たせるようにという風に思ってやっいて、復帰して投げてみたら結構いけたので良かったと思います。
インタビュアー
球数を減らすための球種ということになるのですか?
床田寛樹
後は狙ってゲッツーが取りたいとかです。
インタビュアー
怪我をされてリハビリをして投げたくても投げれない時期に色々な工夫をされたのですか?
床田寛樹
そうですね投げれないんで、ひたすらの周りがやってる時に見てたりとか、どうやって変化球投げてるとか後輩にいろいろ聞いたりとかして、投げれるようになったらちょっと試してみようという感じでやっていました。
インタビュアー
その時に引き出しはどれくらい増えたんですか?
床田寛樹
感覚なんですけど、いろんな人にどういう感じで投げてますかとか、先輩後輩関係なくいろいろ聞きました。
インタビュアー
投げられるようになったら試したいけど なかなかそこまでが長かったですか?
床田寛樹
長かったですね。 投げても最初は痛かったんです。 馴染むまでが痛くて治るのかなと思いました。
インタビュアー
そこを乗り越えられたのは何があったからですか?
床田寛樹
怪我した時からずっと小川トレーナーと菊地原コーチが2対1でやってくれたんですけども、やっぱりダレた時期もあって、僕が投げれないんでもうやってもあまり意味ないんじゃないかみたいな時があったんですけど、菊地原コーチがアキレス腱を現役の時に怪我をして、長期離脱というの経験した人で、辛いのは分かるっていうのは色々言ってくれて励ましてくれたんで、そのおかげでなんとかここまでやってこれかなっていうのあります。
インタビュアー
それを乗り越えて今があると言われましたが、今の状況についてはいかがですか?
床田寛樹
その時はもう実績も何も、今もないんですけどその時は焦りしかなかったですね。最初はこのまま終わるんじゃないかなとか思いました。
インタビュアー
お二人の存在はだいぶ大きかったのですね
床田寛樹
はい、だいぶ助けてもらいました。
インタビュアー
ローテーションの投手として4月の月間 MVP にも名前が上がったりしていますが、これから先どういった実績を残していきたいですか?
床田寛樹
経験したことがない試合数と言うかも始まったばっかりなんですけど、もうすぐ怪我しちゃったんで、今はもう全然わかんない状態なんで、これからいろいろどの時期にしんどい時期が来るとか、いろいろ聞いてるんですけど経験してみないとわかんないんで、今は先というよりはこの一か月頑張ろうみたいな感じで一か月が終われば次もまた一か月頑張ろうという風に、だんだん伸ばしていけたらいいなとは思ってます。
インタビュアー
シーズンが終わった時にこんなシーズンだったらいいなと言う思いはありますか?
床田寛樹
優勝の輪に入りたいです。