會澤翼選手の来季からの年俸がわかりました。3年総額推定6億円プラス出来高で基本合意です。
今シーズンの年俸が9200万円だったので、年額換算で200%アップです。今シーズンは規定打席到達と得点圏打率.351でセ・リーグトップ、12球団では第2位です。
サヨナラヒットも3本打っています。チャンスに強い選手会長ということで無敵です。
渋チンカープ球団にしては思い切った感じがします。丸の流出が相当堪えたんでしょうか。いい流れです。
来シーズンは、怪我だけ気を付けて頑張って欲しいです。巨人のドスコイ山口に顔面デッドボールで病院送りにされてましからね。
會澤も記者会見で語っていましたが、残留の理由の第一は球団が自分を評価してくれたこと。次に、「残ってほしい」「どこに行っても応援する」というカープファンのメッセージ。
そして家族の存在も大きかったようです。愛娘2人は「広島が好き」と口を揃えて訴え、奥様からは「あなたに任せます」と決断を委ねられました。
會澤の答えは、「1番悩みましたけどオヤジの勝手な都合でね、子どもに迷惑はかけられない」だった。泣けるじゃないですか! いいパパですね!
會澤翼FA権行使しないで残留記者会見
広島アスリート2009年4月号より
ブラウン監督「怪我さえなければ将来楽しみな選手」
ブラウン監督、あなたの見立ては正しかった🤩 pic.twitter.com/6HyZFZYmiT
— ハリス (@STEVE42541278) October 10, 2019
記者会見全文
―まず、ひと言を。
「きょうは急な会見にもかかわらず、お集まりいただきましてありがとうございます。わたくし会沢翼は、FA権を行使せず広島に残留することを決めました。佐々岡新監督のもと、来年もチームのために頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします」。
―残留の決め手は。
「いろんなことですね。一番というのはなかなか決められない。家族のこともそう。球団からのお言葉もひとつの要因ですし、まあいろんな要素ですね」
―チームメートの影響は。
「そうですね。いろんな方に相談させてもらいました。考えることがたくさんありましたが、やっぱりこのチームが好きっていうこと。この仲間、このチームメートが好きっていうのもあります」
―来季から佐々岡監督の新体制。
「監督からも電話もいただいて『おまえの力が必要だ』という言葉はホントにありがたかったです。うれしかったですね。はい」
―FAは限られた選手の権利。ここまで来られた。
「13年間、広島でお世話になりましたし、愛情っていうところもあります。恩もあります。うん。そのなかでFA権を取れたということは、正直うれしかったです」
―恩ということですか。
「ねえ。この無名でどこの誰か分からない僕を(ドラフトで)指名してくださって。そのなかで2軍でしっかりと鍛えていただいた。ここまでの選手になれたのはカープのおかげだと思っています。はい」
―チームの良さは。
「もう最初から、指名されたときから、こんな僕を指名してくださった球団なので、もう感謝しかありません」
―早い結断だったですね。
「あまり悩むのが好きじゃないというのもあります。あとはもう、やっぱり鈴木さん(球団本部長)が何回も何回も話の場を設けてくれて『おまえが必要だ』と言ってくれた言葉(が決め手)ですかね。それでもう早めになりました」
―今後の役割は。
「やっぱり今年はホントに悔しい思いをしましたし、それはみんなが思っていることだと思う。この秋はそういう(V奪還へという)方向に向かっていると思う。僕も一緒になってやっていきたいと思います」
―他球団の評価は聞きたくなかったか。
「一番はやっぱり、カープがどれくらい僕のことを評価してくれるかっていうことだった。その中で球団から、すごい温かいお言葉、うれしいお言葉をいただいた。そこまで悩まなかったっていうのも、正直な感じではあります」
―評価のポイントは。
「僕はキャッチャーですし、選手会長もやらせてもらっているので、そういうところも評価していただいたのかなと思います。うん、そんな感じですかね」
―今の気持ちは。
「一番はホッとしたというよりも、また来年やってやるぞという思いが強いです」
―佐々岡監督の胴上げへ。
「やはり今年の成績は、ひとりひとりが反省しなくちゃいけないと思ってます。僕もしっかりと反省をして、監督とともに、もう一回リーグ優勝を目指していきたいなと思っています」
―ファンにメッセージを。
「はい。えー、うん。ファンのみなさんには、えー、手紙もたくさんいただきましたし、うん。熱い声援も、これからね、またしてくれると思います。うん。また、うん(声を詰まらせる)。うん…うん。ファンの皆さんと一緒に喜びをね、分かち合えるように、必死になって頑張っていきたいと思います」
記者会見終了後の囲み取材
―最初から残留の方向性だったのか。
「そうですね。その方向性の方が高かったですね」
―誰と相談したのか。
「いろんな人です(笑い)。やっぱり相談して、いい言葉(をもらったこと)もありましたけど、最終的に決めるのは自分だと思っていたので。でも『残ってほしい』とか『出ていかない方がいいんじゃないか』という言葉もたくさんいただきましたね」
―ファンへのメッセージのくだりで感極まる場面も。
「まあ『どこに行こうが応援する』っていう言葉をたくさんいただきましたし、やっぱり『残ってほしい』という言葉もたくさんもいただいたので」
―他球団の評価を聞きたくなかったか。
「それはね、まあ…。けれど、やっぱり先ほども言いましたが、やっぱりカープの評価がどれくらいなのかというのが一番だったのかなと思います」
―家族の反応は。
「そうですね。そこは一番悩みました。親父の勝手な都合で子供に迷惑をかけられないなっていうのもあったし。(家族も広島に残りたがっていた?)そうですね。子供たちに聞いても『広島が好き』ってのがありました。まあ嫁にはね『もうあなたに任せます』という言葉をもらったので」
―佐々岡監督には決断を伝えたか。
「はい伝えてます。『よろしく、ありがとう』と(言ってもらえた)。はい」
―監督の慰留が決断に影響したのか。
「それは間違いなくあります。はい」
―条件は。
「一応、複数年ということで。3年ですね、はい」
―3年契約はうれしかった。
「まあそうですね。やっぱり会見でも言いましたけど、誠意っていうのが一番心に響いたというか、はい」
―権利を持つ野村、菊池涼、松山のチームメートにメッセージを。
「それはね、僕はもう、一緒にプレーしたいというのが本音です。僕もやっぱりFA権を取って考えることがたくさんあったので、その気持ちも分かります。でも基本は一緒にプレーしたいというのが本音です」
―ファンの手紙は届いたのか。
「はい。球団の方に。(残留を願う内容?)まあ、ありましたし、うれしかったですね」
―気持ち的にスッキリしたのか。
「スッキリはしてますけど、やはり今年のシーズンは悔しい思いをしたので、そこは来年に向かってやっていかなくちゃいけないと思っています」
―生涯広島でプレーするつもりか。
「やっぱり僕は1年勝負だと思ってますから、この世界は。成績が伴わなかったらダメだと思います」
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